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蛍光灯の明滅のような

引っ越しの話を、母にしていた。
遠くなったら寂しいじゃん、という母の言葉に、こういう可愛らしさも独り立ちしてからでないと受け止められなかったものだなあと思ったり。
そして、ダラダラしながらの笑い話のように持ちだした話題。


「物件見に行ったときにさー、不動産屋さんは男女カップルだと思っていたらしくて。物件決めてから、大屋さんと不動産屋さんは打ち合わせに行ったんだけど、『結婚されていないカップルはご遠慮いただいているそうです』って言われて、もーどっからどうやって誤解を解いていいのかわからなくっておっかしくってーさー!!」
笑いながら喋っていた。
もー、気持ちはわからないでもないしウチも悪いけどちょっと可笑しい!という笑い話のつもりだった。
少し硬い表情で。
「それは、…世間ではねえ、そうでしょうよ。」
と、言われた。
チカっと。目の前で切れかけた蛍光灯が明滅した程度の、驚き。
ああ、認められないという気持ちを、アナタは今も胸に抱いているのか。
そして、それであるのに、伴侶殿が実家に足を踏み入れることも、実家でお昼寝をしたことも、笑って受け入れてくれているのか。
少し胸が痛い。
「んー。そうだね。だから、母方の従姉妹ってことにしたから。なんかあったらよろしくー。」
「あー、それがいいね。了解。」


数年前には、会いたくもない、聞きたくもない、と言った母が。
カムアウトを聞かなかった振りをしながらも、私の知り合いが実家に足を踏み入れることを禁止した母が。
伴侶殿に、昨夏、挨拶をしてくれた。
「三間が幸せそうに三間らしくしていられるのは、伴侶ちゃんのおかげだと思う。ありがとう」と。

私達が波風のない日常の中、地に足付けて幸せそうなのを間近で見てくれていて。
私が幸せそうだからと、己の心にある垣根を努力して越えようとしてくれている。
未だに、伴侶殿の話題で言葉に詰まることのある母。
受け入れられなくても、受け入れようとしてくれるアナタに。
ありがとう。

そして、少しの驚きに顧みる。
私は、受け入れるか受け入れないかの選択肢を閉ざすような行為をしていないだろうか。
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プロフィール

三間

Author:三間
30代女性。
食べることに人一倍情熱を燃やすイキモノ。
お酒だいすきー!おいしいものだいすきー!仕事に必要なのは愛!と能面顔の割にうっとおしい熱血系会社員。

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